土地を売買する時には隣地所有者との間で境界線を確定し、正確な面積を測量した上で契約を結ぶのが基本です。(契約後に測量をして引き渡すこともあります)
これを確定測量と言い、売買の対象となる土地の範囲が明確になることで買主も安心して土地の引き渡しを受けることができます。
但し、この確定測量は法律で義務付けられているわけではありませんので、買主が確定測量をしなくてもいいよということになれば確定測量をせずに取引をすることもありますが、その場合には後の境界トラブルリスクを売主が負うわけですので売買価格は当然ディスカウントされるのが普通です。
土地の境界を確定して測量し登記をすることを「業」として行えるのは「土地家屋調査士」という資格を持った方だけで、費用は土地の形状や大きさ、隣地所有者の数などにより変わりますがだいたい数十万円となることが一般的です。
(法律上は確定測量を本人がしても良いのですが、技術的にほぼ不可能と言えます)
言うまでもなく私たち不動産業者と土地家屋調査士さんの関係は深く、今日もある土地家屋調査士さんの事務所にお邪魔してお打ち合わせをしました。
先程土地家屋調査士さんの仕事について「隣地所有者との間で境界線を確定して・・・」とサラッと言いましたが、実はこの隣地所有者様とのコンタクトの際の言葉の選び方や進め方がかなり重要で、お隣の方を怒らせたりするのは論外としても、クセのあるお隣さんであっても上手ーくなだめて理解していただき話し合いをまとめ上げることには熟練の技術を要します。
今日お会いした土地家屋調査士の先生は境界トラブルが生じてしまっている土地のことを「土地が可哀そうだよね」と言われました。
そういう気持ちで利害関係者との協議に当たっていただける先生だと売主様も安心泥うなと思いました。
良い言葉を聞くことが出来ました。
別件ですが、午前中は春日部氏に行って行政書士の先生とお打ち合わせをしました。
不動産の仕事は色々な専門家の方と協議をしながら進めていくことが多いです。
ところで春日部と言えばクレヨンしんちゃん。
市役所にもしんちゃんの絵が飾られていました。
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