私の場合

最初にやること

相続にはその家庭の数だけ形があり、問題点も千差万別です。
そして人は人から生まれ、いずれ最後の時を迎えるという意味では、相続と無関係という人は世の中に一人もいません。
つまり普段相続に関して相談を受ける側の立場の私も、いずれ当事者として相続に向き合う時がやってくるということです。
そこでこのページでは私自身の相続を対象に、「私の場合」という切り口で私の相続について現状の分析と今後の対策や心構えを考えてみることにしました。

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戸籍の取得

前ページで、私の家族関係図と父が被相続人になった場合の相続人の関係を確認しました。
しかし相続人を正式に確定するためには、単に「自分がそう認識している」というだけでは不十分で、公的書類により相続人を法律的に確定する必要があります。
これは金融機関での名義変更や不動産登記の手続きでも必ず必要になる手続きです。

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相続人間の人間関係

戸籍を辿り相続人を確定する作業と並行して行うのは、相続人同士の関係性の整理です。
相続手続きでは基本的には相続人が遺産分割協議の当事者となり、相続税の納付義務を負うことになります。
(遺言や生前贈与により相続人以外が遺産分割協議の当事者や相続税の納付義務者になることもあります)
よく相続は「感情」と「勘定」と言いますが、その基盤となるのは人間関係です。

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相続財産の種類と評価額

相続財産にはどのような種類のものがあるかということについては「1.最初にやること」でも書きました。
そして遺産分割や相続税の計算では、この相続財産の「種類」と「金額(評価額)」が重要になります。
但し、一言で相続財産といっても、実は「遺産分割協議における相続財産」と「相続税計算における相続財産」とでは多少構成(中身)が異なり、遺産分割協議では相続財産とされるものが相続税の計算上は相続財産に該当しなかったり、その逆もあります。

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相続対策を考える上で重要なこと

相続対策の前提となる現状分析が終わりました。
相続対策に限ったことではありませんが、何かを検討する際には、その前提が間違っていると必ず結論も間違ったものになってしまいますので、この現状分析はとても重要です。
しかし現状分析が終わったからと言ってすぐに具体的な相続対策が検討できるかと言えば、実はこれが中々難しい問題です。

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我が家の具体的な遺産分割案

いよいよ我が家の具体的な相続対策へと話を進めます。
現状分析と前項で整理した基本的な考え方を踏まえ、円満な相続を迎えるための具体案と心構えを検討していきたいと思います。
原則に従い遺産分割案から考えてみることとしますが、まずは前提となる条件を整理してみたいと思います。

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公平な遺産分割が出来ないケースを考える

我が家に限らず、ごく一般的なご家庭でもいざ遺産分割案を考えようとすると、留意するべき点はそれなりにたくさんあるものです。
しかし一方で遺産分割案を考えるための前提となる要件が整わず、遺産分割案を検討することすら難しいというご家庭は少なくありません。
遺産分割が難しいご家庭とはどのようなものなのか、またその様な場合に理解しておくべくことは何なのかということを整理してみたいと思います。

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我が家の相続税

最後に我が家の相続税を考えてみたいと思います。
相続税はその計算の仕組み上、誰がどの財産を取得するのかによって税額が大きく変わるため、遺産分割の内容が決まらないと正確な金額が計算できないという特徴があります。
(例えば、配偶者に認められる「配偶者控除」などが典型例です)
本項では相続税計算の仕組みと併せ、我が家の遺産分割案における相続税計算と、結果として相続税が課税されるのか(あるいは課税されないのか)を見ていきたいと思います。

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