不動産の募集図面の作成

私たち不動産業者は、不動産の所有者様から販売や貸し出しのご依頼を受けた時には、まず現地を見に行きその後すぐに募集図面を作成します。
募集図面はお客様に物件を紹介する上で、一次資料として最も重要なツールだからです。

 

弊社で作成した図面はこんな感じです。(以前に公開したものや、あるいは現在も公開している物件の図面ですが、今回は物件広告ではないので一応住所や価格は伏せさせていただいています)

 

<賃貸事業用>

不動産募集図面 賃貸事業用

 

<賃貸居住用>

不動産募集図面 賃貸居住用

 

<売買用>

不動産募集図面 売買用

 

物件の種類は違っても募集図面の目的はその物件の取引条件や物件概要(所在地や間取りや広さ、価格、法令上の制限など)を記載することなので体裁そのものはあまり変わりません。
必要な情報を1枚の紙にまとめることで、図面を見たお客様や不動産業者さんが、取りあえずは現地に行かずともどんな物件なのかを把握することができるようになります。

ところで時々同業者さんから「図面はなにで作ってるの?」と聞かれることがあります。
そういわれると意外と他の会社さんがどのように図面を作っているのかは知らないなーと思うのですが、残念ながら不動産業界は一般にITリテラシーの高くない業界とされているので、こういうパソコンを使ったデザイン仕事が苦手な人(会社)は多いのが実情です。
なのでそこそこの規模の会社でも募集図面の作成は事務員さんに任せっきりで、その事務員さんが退職してしまうとにっちもさっちもいかなくなるなんてことが意外と起こりがちで、そういう時には当面の措置として外注をすることになるのですがこれが意外と高い金額を請求されたりもします。

弊社では新規で取り扱う物件数がそれ程多くないということもあり、募集図面は私が手作りで作成しています。
いわゆる不動産業者向けの図面作成ソフトではなく、画像編集ソフトである「Phot shop(フォトショップ)」の一般ユーザー向け版である「Photshop Elements」を利用しています。
価格は大体2万円ぐらいです。
比較的廉価な図面作成ソフトはパーツを組み合わせて図面を作るようですが、フォトショップには当然のことながらそういう機能はないので図面を構成するパーツは全て手作りとなります。
ただ手作りと言っても物件の写真はデジカメや携帯から取り込めますし、平面図は図面をスキャンして画像として取り込めば加工が出来ます。
また普通の文字だけでなく、ロゴのような文字や見出しなどもフォントを変えるだけであとは普通のワード感覚で打ち込むことが可能ですので、一から全て自分で作成しなくてはならないというわけではありません。
フォトショップでの図面作成は、図面を構成する画像パーツを予め準備して、それを一つのファイルに配置しながら文字を書き込んでいくことをイメージしていただけると分かりやすいでしょうか?
操作方法に慣れるまではそれなりに時間はかかりますが、これは何のソフトでも同じだと思いますので、むしろレイアウトやデザインの自由度が高い分、出来上がりもまーまー見られるものが出来ますので私は気に入っています。(その代わりよく見ると微妙にバランスが崩れている時があるのは私が目分量でパーツを配置しているからです)

と言うことで私もほとんど素人ですが、もしフォトショップを使って図面を作ってみたいというオーナー様や売主様、不動産業者様がいらっしゃいましたら是非お気軽にお声がけください。
能力の限界はありますができる範囲でアドバイスなどご協力をさせて頂きます。
また図面を作るのが大変だ―という場合には、弊社でその物件のお取り扱いをさせて頂ければ当然一から無料で作成させて頂くことも可能です。(取り扱い物件は埼玉県内が中心です)
こちらも是非ぜひご検討頂ければ幸いです。

私が利用しているPhot shop Elementsはもうだいぶ古いバージョンですが、ウインドウズ10でも問題なく動きます。
物件の募集図面は我々不動産業者にとって極めて大切なツールですのでPhotshopには本当に感謝です。

Photoshop Elements テキスト

 

 

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