不動産消費税改正セミナー

昨日は宅建協会大宮支部主催の「不動産消費税改正セミナー」でした。

テーマは10月に予定されている消費税率の改正に伴う実務上の留意点とその他の税制改正について。
税率を上げる上げないの議論がまだ燻っているようですが、講師の先生曰く消費税10%とセットで実現する「保育・幼児教育の無償化」に対する親の期待が高く、政府は増税を延期できないだろうという見立てでした。
仮に月25万円の生活費にすべて消費税が課税された場合、消費税は8%で20,000円、10%になると25,000円。
月5,000円の負担増になりますが、月額数万円かかる幼児保育費が無償化すれば十分お釣りが来ます。
少なくとも小学校入学前の子供がいる家庭は消費税増税にポジティブということらしいです。

不動産業界にとっても扱う商品の価格が大きい分、消費税増税の影響は大きいです。
ですので国は増税後、住宅市場が冷え込まないように対策を検討しており、具体的には「住宅ローン控除の3年間延長」、「住宅取得等資金贈与の拡充」が図られる予定です。

住宅ローン控除の3年間延長

住宅取得等資金の贈与

また相続や贈与、空き家の譲渡といった最近注目の税制や事例についても解説があり、90分という短い時間でしたが、中々中身の濃い内容でした。

不動産セミナー

 

不動産セミナー

 

講師は宅建協会の顧問税理士の西川先生です。

 

今回のセミナーは私が設営担当でしたので、講師の先生との打ち合わせなども行い、当日は司会も務めさせていただきました。

 

 

 

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