BNIに参加しました

BNIというアメリカで生まれた世界的規模の異業種交流組織があります。
BNIはBusiness Network Internationalの略で、日本でも全国各地で展開がなされています。

BNI 朝会

 

BNIの最大の特徴は会員同士で仕事を提供しあい、ともに利益を上げていくという、会員ビジネスの発展を明確に目的としている点にあります。
ビジネスへつなげる目的の異業種交流会は星の数ほどありますが、BNIのすごいところはその徹底性にあります。
会員は週に一度は必ず他の会員に何らかのビジネス機会を提供することが義務付けられていることや、それを発表する朝会が毎週行われていて基本的には欠席が出来ないという規約があります。(欠席は年に何回まで、代理出席は何回までと決められています)
また自分の仕事の内容や発展させたい仕事、またそれに伴い紹介して欲しい人たちを毎週会員に向けてプレゼンをします。
プレゼンは一人1分と決められていてそれを過ぎてダラダラと話しをすることはできませんので、皆早口で自分のアピールを行います
BNIの主旨は自分が利益を上げるためにはまず他の会員に仕事を提供する必要があるという考えであり、各会員はBNIに所属している会員だけではなくその会員の後ろにいる人脈を紹介してもらえるというメリットがあります。
さらに自分がしている仕事や欲しい仕事、人間関係を明確に伝えることで、紹介のミスマッチを減らすことができ、これは非常に大きなメリットだと言えます。
(経験上、普段人に紹介したりされたりする仕事は実は相手が求めているニーズとはミスマッチであること多いと思っています)
但し、そのためには会で定められた厳しいルールを守る覚悟が求められるというのもBNIの大きな特徴と言えます。
つまりBNIには幽霊会員は存在しようがないのです。

実は今回は私はある会員の代理出席という形でしたが、今までもビジター参加など何回か誘われているので顔見知りの方も結構いました。
BNIに参加するということはBNI独特の厳格な仕組みにコミットするということで、個人的にはちょっと強烈過ぎて腰が引けるのですが、参加していつも思うのは「自分はこういう仕事をしている、だからこういう仕事や人脈が欲しい」ということをハッキリと伝えることの重要性です。
私もビジネス交流を目的としているものやそうでないものも含め色々な会に参加していますが、ここまではっきりと「仕事をして共に稼ぎましょう!」ということを目的に掲げて義務が課せられている会はBNIしか知りません。
例えば私が毎月参加している相続診断士会は、会の主旨は「笑顔相続の普及」であり、「参加したからと言ってすぐに仕事に結びつくとは限りません」ということがわざわざ会の規約にも掲げられています。
もちろん相続診断士の資格を取得した人の多くは仕事に活かせることを期待して受験をしているわけで、その資格取得者が集まる相続診断士会で「すぐに仕事に結びつくとは限りません」と言い切られてしまうと鼻白む感は否定できませんが、一方、「最初から仕事、仕事と言わない」という日本的な美徳についても十分理解できますのでこれはこれでアリだと思っています。
要するにBNIの様にお互いの仕事と人脈を融通し合って利益をあげましょうとあからさまにすることが良いのか、あるいは日本的な感覚で本音は皆そこにあるのが分かっていても敢えてそれを隠すことが良いのかに決まりはなく、会員はその主旨に賛同できる会に参加すればよいということです。
私はBNIに参加すると、自分はこういう仕事をしているので、こういう仕事がしたいしこういう人がいれば紹介をして欲しいということを常に伝えられる準備の重要性をいつも感じます。
但し、それをガツガツを表にだせばおそらく疎ましく思われてしまうことも多いと思いますので、そこは「空気を読んで」そういう機会があれば宜しくお願いしますという姿勢が大事なのかなと思います。

BNIの会合に参加するとアグレッシブな会員の皆様に刺激を受けて、いつもそういうことを考えます。

 

BNI 朝会

 

BNIはとにかくしっかりとした厳密な運営という印象が強烈です。

BNI

 

 

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