遺品整理セミナーがためになった

「遺品整理」

なかなか重い言葉ですが、相続問題を考える時には避けては通れない問題でもあります。
昨日は私の母校OBの不動産業者や建設業者で構成される団体の「相続研究会」セミナーに参加し、遺品整理に関する概要について学びました。

遺品整理セミナー

 

講義の内容は知らないことばかりで色々とタメになりましたが、なるほどと感じたのは、遺品整理おいて最初にぶつかる問題は「そもそも誰に頼めば良いのか?」がわからないというお話し。
講義冒頭でのお話しでしたが、確かにそうだよなーと。
遺品整理の業界には、誰もが名前を知っているリーディングカンパニーがあるわけでもなく、リピーターが生まれるような業態でもないため、その結果業者は玉石混交になりがちで相場観を含め安心して依頼できる会社がわからないという点には納得しました。
言い換えれば、我々不動産業者にとっても安心して依頼できる遺品整理の会社を知っておくということは非常に重要なことですので、その話を聞けただけでも参加した甲斐があったと思いました。

それ以外にも参考になったのは、遺品整理業者も出身母体により分類があり、ごみ処理や廃品回収業を母体とする会社、特殊清掃業を母体とする会社、古物買い取り業を母体とする会社などがあるそうで、ごみ処理業を母体とする会社であれば捨てることは得意で安価で請け負うことが可能な反面、遺品の買い取りや換金にノウハウが無かったり、逆に古物商を母体とする場合には遺品を目利きして買い取り換金を図ることで請負価格を下げられるといったメリットとがあるという説明がありました。
実際問題として、古物の財産的な価値判断は難しく、「うちには価値のある財産なんてないよ」と思いこんでいるご家庭でも、全く買い取りが出来ないというケースはほとんど無いらしく、その意味では一切合切、とにかくもう縁を切りたいという遺品整理でなければ、買い取りが得意で且つその内容を明瞭見積りで提示してくれる業者の方が、資産の再利用という観点からも望ましいのかなと思いました。

また遺品整理は財産の所有者が亡くなった後のお話しですが、実際には生前に整理をしておくことの重要性についても指摘がありました。
単に生前整理と言うと死ぬ準備の様で縁起が悪い気もしますが、実際には片付けが不十分でモノに躓いたり、高いところにしまってあるものを取ろうとして落下したりと、屋内で転んで介護状態になってしまうことは非常に多いということです。
不要なケガを避けること=健康で長生きするための対策でもありますし、財産を生前に整理することで家族間で思い出を共有できるなど大きなメリットがあるという説明にも納得できました。

相続問題を考えるときに、一般的には「遺産分割」と「相続税」が2大懸念として取り上げられますが、実際問題としては残された家財などもろもろの残置物をどう処分するかということも、目の前に差し迫った深刻な問題になることは多いです。
実際、この様なことを漠然と不安に思っている方は多いらしく、このテーマでセミナーを開くとかなりの盛況らしいです。
私も自分自身が目利きをして遺産整理をすることは無理でも、遺産整理の勘所を掴みつつ、腕と質の良い整理業者さんとコネクションを作る必要性を強く感じました。

 

 

セミナー終了後は学生時代の友人と落ちあい軽く一杯。
相変わらず携帯電話の調子が悪くピンボケですが人気の大衆居酒屋へ

神保町居酒屋

 

神保町居酒屋

 

神保町居酒屋

 

神保町居酒屋 焼き鳥

 

料金も大衆的で美味しくいただきました。
久しぶりの母校周辺はすっかり様子が変わっていましたが、所々に見覚えのある景色もあり懐かしかったです。

神保町交差点に面した小さな書店は改装はしていましたが今も健在でした。
往時はゴルゴ13の比較的初期のころの単行本の品ぞろえが良く、よく立ち寄ったものです。
こちらも懐かしくつい本を買いました。

津軽

太宰治の「津軽」
じつは今年は冬の津軽を訪れてみたいとひそかに思っている次第です。

 

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