年末年始は相続のことを話すチャンスです

年末年始は普段は離れて暮らしているご家族が一堂に顔を合わせる機会でもあります。
家族が揃うこの機会に一度将来の相続について話し合ってみてはいかがでしょうか?

相続手続きにおいて最も重要なことは、節税対策や納税資金対策ではなく、遺産分割協議を揉めることなく終わらせることだと言われています。
そして円満な遺産分割協議を進めるためには、相続が発生する前の話し合いが非常に重要です。
被相続人(予定者)の想いや相続人となる配偶者や子の考えは話してみないと分からないことが多く、コミュニケーションを取りながらお互いの考えを理解することで、遺産分割協議や遺言等の生前対策の指針とすることが可能になります。

お目出度いお正月に相続の話しをするのも気が引けるという考えもあるかもしれませんが、家族が揃う正月だからこそ将来の相続について話す良い機会になります。
お屠蘇を飲んでほろ酔い気分の雑談の中で話すもよし、少し真剣にかしこまって話すもよし、いきなり相続について話し始めるのでなくても、「最近、身体の調子はどう?」とか「この家もだいぶ古くなってきたけれど、どうするつもりなの?」といった切り口でもよいと思います。
相続の話しはいきなり結論を出そうというものではありませんので、家族が相続について忌憚なく意見を交わすだけでも充分な成果と言えます。
普段家族がなかなか顔を合わせる機会の少ないご家庭では、お正月に何らかの形で将来のことを話しておくことをお勧めいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA