禁煙を始めて3年と3ヶ月が経ちました。
慢性副鼻腔炎(蓄のう症)が悪化し、殆ど匂いが分からなくなってしまい、タバコを吸っても肺に空気を入れて吐き出すだけの感覚になってしまったことがタバコを止めた直接の理由ですが、昨今の禁煙ブームの影響も少なからずありました。
タバコを止めると宣言して始めたわけではないので、いつでも吸ってよいと思いながら続けているのですが、結果的には記憶している限りではこの3年間でタバコ1本、アイコス1本を吸っただけだと思います。
これぐらいであれば、夜の宴席での副流煙による影響の方がはるかに大きいでしょうから、私は禁煙中と言って差し支えないと思っているのですが甘いでしょうか?
タバコを止めてよかったことはと言えば咳が止まったことです。
それまでは昼も夜も長く咳き込むことが多かったのですがこれが改善されました。
一方、タバコを止めると食事が美味しくなると言いますが、私の場合は残念ながらその効果はありません。
元々何を食べても美味しい人間でしたが、慢性副鼻腔炎のせいで味がよく分からなくなっていたからです。
慢性副鼻腔炎は厄介な病気で、掛かりつけ医の指示に従って色々な薬や治療法を試してみましたがあまり効果はなく(一時的にすごくよくなることもありましたが・・・)、後は手術をするしか対策はないという状態です。
私は食いしん坊なので美味しいものを食べたり飲んだりして味が分からないことは辛いのですが、手術の億劫さ(入院期間や全身麻酔)があって未だ具体的な予定を立てていません。
タバコを止めたデメリットは本来は無いのでしょうけれども、よく言われるように体重は増えました。
過去の健康診断のデータを見ると、2015年の禁煙直後と1年後では体重が5.2kgも増えています。
(その間色々な数値も上がっているので、全体的に不健康になったとも言えますが・・・)
そしてもともとやや中年太りの男がさらに体重が増えると、全身のたるみ感と筋力の衰えが顕著で、特にぎっくり腰に悩まされるようになりました。
ぎっくり腰は従来からの持病だったのが、年に数回発症してしまうことになり生活にとても支障が出ました。
今は少し体重を落として体幹の運動をするようになりぎっくり腰も発症せずに済んでいるので、あとはこのままタバコを吸わずに続けて行ければと考えています。
ただタバコを止めた人皆が言うのですが、タバコを止めても不思議と財布の中身は変わりません。
確実に毎月1万円以上が浮いているはずですが、その実感は皆無です。
「(タバコを)吸ったつもり貯金」でもしていれば結構な額が貯まっていたのになぁと思います。
最近は不動産業界の関係者と飲みに行っても、4~5人程度であれば全員が非喫煙者ということも珍しくありません。
時代が変わったなーとつくづく思います。