賃貸住宅 おとり広告取り締まり強化

やや旧聞に属しますが、11月22日付のyahooニュースより。

賃貸物件を探す時にお客様がご利用する物件のポータルサイト。
今では物件を探す人の殆どがまず最初にインターネットで物件検索をします。
ところがこのポータルサイトに掲載されている賃貸物件の中には、「おとり物件」と呼ばれる実際には借りることが出来ない物件が掲載されていることがあります。

「おとり物件」といわれるものの中には、直近で決まった物件がたまたまタイミングの差で掲載されたままになっているという場合もありますが、最初から客寄せ目的で掲載している悪意のおとり物件も少なからず存在します。
おとり物件はユーザーにとって迷惑なだけでなく、その掲載サイトの信用にも関わりますので、サイト側もペナルティを設けるなど対策をしていますが、不動産業界としてもそのような状態を放置していることは、業界全体の信用にも関わる問題となり看過できません。
記事を読むと今回の措置は、業界側の団体である「不動産公正取引協議会」がポータルサイトと協力して動いたようですので、おそらく時間をかけて証拠を積み重ねたのだと思います。
処分内容は1ヶ月間の掲載禁止処分と書いてありますので、抑止効果は高いと思われます。

実際、私も先日知人が賃貸の部屋を探すというので手伝ったところ、その知人がネットで見つけた「本日掲載」の物件を「私に取り扱える?」と聞いてきたので探してみたところ、どこにも募集が見つかりませんでした。
仕方がないので本人に直接掲載会社に問い合わせをしてもらったところ、「もう決まりました」との返事。
本日掲載なのに!?という疑問が沸き上がるところですが、さらにその物件は次の日もその又次の日もと結構な期間掲載がされていました。

実感として、昔よりも減りましたが、まだまだおとり物件はあるな、というのが率直な印象です。

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