本日は大宮区役所にて認知症サポーター養成講座が開催されたので出席してきました。
認知症サポーターとは特別に何かをする(できる)という資格ではなく、自分のできる範囲で認知症の方やその家族の方の手助けをするという応援者のことを指すそうです。
指すそうですというのは、実は私も認知症サポーターという資格制度を知っていたわけではなく、たまたま自宅のポストに投函されていた案内チラシを見て、地域における高齢者ケア制度を知っておくことは自身の仕事にも必要だと思ったことと、以前弊社管理物件の入居者のことでお世話になった老人介護施設の看護師の方が、当日の講師として来場すると書いてあったので参加することにしたという程度の認識だからです。
ただ講義を聞いて驚いたのは、現在のさいたま市の高齢者サポート体制は私が思っていた以上に充実していて、市内27か所に「シニアサポートセンター(地域包括支援センター)」というものが設置されており、地域で暮らす高齢者の介護や福祉、医療等に関する相談を受け付けているとのことです。
具体的には看護師(保健士)、ケアマネージャー、社会福祉士、地域支え合い推進員といった方がスタッフとして連携し、他の機関とも連携して解決に向けて支援をするという体制が敷かれているとのことでした。
私はこのような仕組み自体を知りませんでしたし、高齢化社会においてこの様な共助の体制は欠かすことは出来ない中で、自分の知らないところで社会のために尽力している人たちがこの様にたくさんいるということも初めて知りました。
人口130万人を超えるさいたま市の体制としてこれが十分なのかと言われれば私には判断が付きませんが、少なくともこの様な仕組みが構築されてることを知っていれば、身の回りで困っている高齢者がいれば紹介をするなり知り合いの看護師さんに相談するなりといった行動がとれると分かったことは本当に有意義でした。
また本日の講義はそのような応援体制の話しだけではなく、具体的な認知症予防の心がけと認知症になられた方への接し方なども具体的に教えてもらいそれも大変参考になりました。
以下は、本日の資料からの抜粋です。
対人接触で気の合わない人と話すというのは、気を使って話をすることが刺激になって良いそうです。
もちろん気のおけない友人と話してよく笑うことも良いそうですが、気の合わない人と話すことも認知症予防には効果的というのは意外でした。
この様なセミナーは、自分のため、地域のため、仕事のためにも機会があればこれからも参加していきたいと思います。
オレンジリングは認知症サポーターの証とのことです。