さいたま家庭裁判所 成年後見人セミナー

10月4日(木)、さいたま家庭裁判所にて開催された「成年後見制度とは?」というイベントに参加してきました。
成年後見制度とは、認知症や障害によって意思判断能力が不十分な人に代わって、家庭裁判所で専任された成年後見人が財産管理などの支援を行う制度で、長寿高齢化社会を反映して手続きをする方が年々増えています。

成年後見制度では、後見を必要とされる方の親族等が家庭裁判所へ申し立てを行い、家庭裁判所が後見人を選任するのが基本的な手続きとなります。
通常、後見制度のセミナーというと司法書士や行政書士と言った後見人制度に携わる専門職の先生が講義をすることが多いのですが、後見制度のもう一方の当事者である家庭裁判所が主催するという形は新鮮でしたし、後見相談のロールプレイングや裁判官等に直接質問できる時間もあり大変有意義でした。

またセミナーの特典?と言ってよいのか分かりませんが、裁判所内にある実際の調停室や法廷についても見学をさせて頂くことが出来ました。
法廷内は写真撮影もOKでしたがSNS等への掲載は一切禁止とのことで残念ながら写真は載せられないのですが(本来裁判所は敷地内全てが撮影禁止です)、丸テーブルの会議方式の様な法廷もあってこちらもとても興味深かったです。

セミナーには50名の定員に対し70名が参加し、それ以上は収容人数の関係でお断りせざるを得なかったそうで、改めて後見制度に対する関心の高さがうかがうことが出来たことも個人的には収穫でした。

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